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お笑いバトルロワイアルUin エンタの神様3

1 :名無しさん:2006/09/20(水) 20:08:47
舞台は全体主義が支配する大東亜共和国。あのバトルロワイアルが実際に行われている世界。

日テレのお笑い番組『エンタの神様』。
お笑い若手芸人のネタをテロップやカットで台無しにしてしまう魔の番組。
視聴率の伸び悩みに苦悩したスタッフ一同が、視聴率をとるために恐ろしい企画を打ち出した。
その名も、お笑い芸人バトルロワイアル。
元になったのは国防の為の戦闘シュミレーション、通称「プログラム」。
本来は中学三年生の一クラスを対象に行われる凄惨なデス・ゲーム。
これをお笑い若手芸人にやらせようというものだった。
この恐ろしい企画は、日テレ上層部に報告されるとすぐに実行されることになった。
退屈な毎日を送る一般国民達は、この企画を喜んで受け入れるだろう…と。
生き残ることのできるのはたったの一組。


殺らなければ殺られる――お笑い芸人達を恐怖の底に突き落とす凄惨なデス・ゲームが今、開幕する …


まとめサイト:ttp://obr2ine.fc2web.com/index.html
前スレ:ttp://tv7.2ch.net/test/read.cgi/geinin/1128845451/l50


2 :名無しさん:2006/09/20(水) 20:11:45
2げっと

3 :名無しさん:2006/09/20(水) 20:36:12
>>1
乙、書き手さん戻ってきてくれ!

4 :名無しさん:2006/09/20(水) 21:17:25
ktkr

また廃れてdat落ちするに100万ペリカ

5 :名無しさん:2006/09/20(水) 22:09:29
書き手さんカモン
続きwktkして待ってますよ

6 :名無しさん:2006/09/22(金) 08:12:08


7 :名無しさん:2006/09/22(金) 20:19:16
 

8 :名無しさん:2006/09/23(土) 02:39:41
書き手さんはもういないのかな(´・ω・`)

9 :名無しさん:2006/09/23(土) 02:59:56
だって正直出場者の面子が・・・。

10 :名無しさん:2006/09/23(土) 18:41:16
ざっと読んだけど同板のバトロワパロよりずっと質が高いね
これは続いて欲しい

11 :名無しさん:2006/09/23(土) 19:54:18
ドラドラ&チャブ編・インジョン&キンコメ編・18KIN編の続きが気になるなあ

12 :名無しさん:2006/09/23(土) 20:25:48
18KIN気になる、書き手さんカムバック!

13 :名無しさん:2006/09/24(日) 00:08:10
今はエンタに出てない人が殆どだな
18KINが出てた記憶がない

14 :名無しさん:2006/09/24(日) 01:58:16
元書き手です。
希望があるなら一応不定期には書き続けるつもりはありますが、
2chのスレで続けるのは自分一人では厳しいと思う。
他の書き手さんが戻ってきてくれればいいんですけど。

15 :名無しさん:2006/09/24(日) 02:32:06
ガンガレガンガレ!

16 :名無しさん:2006/09/24(日) 02:34:39
>>14
書き手さんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!

一人じゃどうにもならないよなあ…まとめの管理人さんも居ないみたいだし。
「自分で良ければもう一度作るぜ」と言いたいところだが、忙しくて無理ぽorz

17 :名無しさん:2006/09/24(日) 18:07:29
復活希望age

18 :名無しさん:2006/09/24(日) 21:20:14
明らかにこっちのほうが質が低いだろ。
一回が短いから読みやすいだけで全然特徴をとらえてないしツマンネ。

19 :名無しさん:2006/09/24(日) 21:31:25
>>18
そう思うならわざわざこっちに書き込まないで
向こうの書き手さんを応援してれば良いジャマイカ
それぞれのバトロワに長所と短所がある

20 :名無しさん:2006/09/25(月) 17:22:59
こわいよ〜
青木さやかも草加決定だね
http://www.tanteifile.com/geinou/index3.html

>さらに最近では、人気者女芸人のA・Sが入会したという噂が業界内で囁かれているようだ。
>「Aのいる場所で団体の陰口をみんなで話していると、その時はAもみんなに合わせて話をするようなんですが……、
>いつの間にかその話が団体の幹部にも伝わり、話していた人間は後で滅多打ちに遭うということもあったと、
>業界内ではウワサになっています」
>恐ろしきかな、芸能界……。

21 :名無しさん:2006/09/29(金) 17:25:14
保守

22 :名無しさん:2006/09/30(土) 21:47:07
ほっしゅ(∀)

23 :名無しさん:2006/10/01(日) 01:17:29
書き手です。
dat落ちしてた間に、まとめサイトに書いた続きの話をそのまんま、
ここに転載した方が読みやすいでしょうか?
他の書き手の意向もあるので、私の分だけになりますが。

24 :名無しさん:2006/10/01(日) 17:00:13
パペマペの回を書いた書き手さん
他の芸人も書いてもらえませんか?雰囲気がすごく好きです

25 :名無しさん:2006/10/01(日) 19:22:49
   __,, , , , _ 、 ,,, ... ,, _ ..,_
 ー=、 、ー-、`ヽ、、ヽ`!i' , ,i",r'",-'"=ミ
    `ヽ`ヾ`、 ! ヽ ! l! i! !_i_/_<'"``
         /    ,− ,−\
       /     , |  ・|・ | ヽ
      /    /  `−●-' \ヽ
      |  /   ──  | ──ヽ|
     .|  |    ── | ── .|
      l   |    ── | ── |
      ヽ ヽ ____|__) /
       ヽ ヽ          /
         ヽ===(テ)=="l

くにへ かえるんだな
おまえにも かぞくがいるだろう

26 :名無しさん:2006/10/01(日) 23:31:40
保守上げ

27 :名無しさん:2006/10/02(月) 01:43:49
設定が秀逸スギ
まさに五味ならやりかねないwwww

28 :◆xTwxP0zMME :2006/10/02(月) 01:45:17
話は、大滝が襲撃される前に戻る。
キャン×キャンの二人も、最初はそんな気なんて無かった。
確かに、ビッキーズの壮絶な死に様を見せ付けられた。それに、中には個人的に私怨や、妬み等を持つ芸人同士もいるだろう。だとしたら、それを晴らす絶好のチャンスだ。
だけどそれ以前に、皆分別のある大人だ。いきなり武器を渡されて、さあ殺し合いをしなさいと言われたって...。さっき迄一緒に楽屋でくつろいでいた者達が殺し合いだなんて...。
当初二人はそう話していた。
だけど、二人の思いを裏切るかの様な、死者の名を告げる放送。銃声や叫び声。血の臭いと、屍。
そして、たまたま死角におり、そこで息を潜め身を隠していたから助かった様なものの...芸人と芸人が殺しあうのを見てしまった。
二人は次第に、喋らなくなっていった。
もうどれ位歩いただろう。二人は海辺に辿り着いた。
幸い周囲には誰もいない様だった。二人は砂浜に腰を下ろし、海を見つめた。
こんな状況で海を見つめるなんて、何だかなあ、と長浜は思った。それから、故郷の沖縄の海を思い出した。
もう夜明けも近い。周囲も明るくなってきた。明るくなってきたからこそ、何時迄もこんな見晴らしのいい所にいるのは危険だろう。
「死ぬ前に一度、沖縄に帰りたかったな。」
玉城も、似た様な事を考えていたようだ。
「殺らなきゃ、殺られる。」
長浜は、返事の代わりに、そう言った。
玉城はこくん、と頷くだけだった。長浜がそう言ってなかったら、自分がそう言っていただろうから。
二人がそう思う前に、仲間になってくれる者、一緒にゲームを潰そうと言ってくれる者がいたら、そうならなかったかもしれない。
二人は立ち上がると、パンツについた砂を払い、海に背を向けて歩き始めた。
ゆっくりと、波の音が遠ざかって行くのを感じながら。

29 :◆xTwxP0zMME :2006/10/02(月) 01:47:04
それからまた、どれ位歩いただろう。途中で一度だけ、修羅場はあったが、何とか潜り抜けられた。
ここは森の中、もう波の音は聞こえない。
そこで二人は信じられない者を見た。
「あれは、18KINの...」
長浜が小声で言った。
ゲーム直前、エンタの楽屋に18KINの姿は無かった。なのに、今、大滝がここにいる。何故か合い方の今泉の姿は無いが。
人数が増えている!?
二人の恐怖心は、更に強固なものになった。
「とにかく、殺らなきゃ、殺られる。」
玉城が小声で言った。
二人は大滝に気付かれない様に後をつけながら、作戦を立てた。
さっきの様なへまをしない為にも。

さっきの様なへま...そう、大滝を襲撃する前に、二人はどーよを襲撃していた。
たまたま、どーよの二人が歩いているのを見かけた。幸いな事に、自分達の方には背を向けて。
長浜も玉城も、ボーガンを使うのは初めてだ。でも至近距離で弓を引けば、多分当たるだろう。そう、思った。
二人に気付かれない様にそっと近寄り、長浜はテルの背中に狙いを定めた。
これだけ距離が近ければ...だけど、ボーガンの弦は、想像以上に硬かった。矢は狙い通りには行かず、下方に弧を描いてテルの足を掠めた。
「うっ...」
テルは傷を押さえ、しゃがみ込んだ。
ケンキは異変に気付き、振り返って、長浜に拳銃を向け、引き金を引いた。
が、長浜もボーガンを使うのが初めてなら、ケンキも拳銃を使うのは初めて。長浜に掠りさえ、しなかった。
キャン×キャンの二人は全力で逃げた。テルの傷がどの程度のものかはわからない。ただ、深手を負ったのか、どーよに追われる事は無かった。
二人は無傷で、逃げ切れた。

玉城は大滝に気付かれない様に、先回りした。
そして長浜は大滝にボーガンの矢を向けた。
玉城も長浜も、ずっとジャイにつけられていた事に気付かずに。

30 :◆xTwxP0zMME :2006/10/02(月) 01:48:02
今野は苛立っていた。
「部屋が汚すぎる!」
ただでさえそう広くない部屋に野郎五人と、むさ苦しい。何か合った時、裸足で逃げるのは危険だからと靴は履きっぱなしで、床は土埃まみれ。壁には銃弾が食込んでいる。その上部屋全体がヤニ臭い(主な原因はジャイ)。
きれい好きの今野には、耐え難かった。
「どこが?」
と高橋が言った。
「全体的に、俺の部屋よかきれいだけど。」
「パーケンの基準で言うなよ!いい、掃除する。」
「なーんか、この状況で掃除って、のんきだなあずっとここにいるって、決めたわけじゃないんだし。」
「こんなとこ、一秒でもいたくない。」
「俺、手伝うよ。」
インスタント・ジョンソンの中で一番几帳面なゆうぞうが言った。
「何もしないでいるよりは、気も紛れるしね。」
今後どうなるかもわからない。だったらのんきだろうが、掃除でもしていた方がいい。何の意味も無い行為でも。
「そうしてくれる?」
「...じゃあ俺もやるよ。」
ゆうぞうが手伝うといった手前、自分もやらなきゃいけないかなと思い、高橋は渋々そう言った。
今野はきっとした表情で、
「パーケンがやると、もっと汚くなるから、座って息だけしてて。」
「むかつくなあ。」
「俺もやるよ。」
と、スギが言った。
「スギさんは...」
今野は一寸考えた。この五人の中で一番体格がいいのはスギだ。だったら、
「何か合った時の為に、待機してて。」
「じゃあ俺はこの周辺、見回りに行って来る。何か合ったら銃声で知らせるから。そっちも銃声で知らせて。」
ジャイの口からは手伝うの一言も無かった。尤もその手では雑巾代わりのタオルを絞る等、無理なのだが。
「その手で?」
と、高橋が言ったが、
「利き手じゃないから、大丈夫だよ。じゃ。」
そう言うとジャイは、出て行った。

31 :◆xTwxP0zMME :2006/10/02(月) 01:49:34
何故タキさんがここに!
森の中、ジャイは自分の眼を疑った。ゲーム開始当初、あの教室の中に18KINはいなかった筈だ。
だけど、大滝はここにいる。今泉の姿は見えないが。
大滝の手元が一瞬光った。細く短い、ネックレスの様な金色の鎖。あれが武器なら、随分と心もとなさ過ぎる。その上無防備で、警戒心が全くといって言い程感じられなかった。それより何より...
キャン×キャンに後をつけられている事に気付いていない。
あいつらタキさんをどうするつもりだ!
ジャイは気付かれない様に後をつけた。

後をつける内に、アジトが遠のいていく。もう、ここ迄離れたら、何か合った時に知らせるといった銃声も、互いに聞こえない。
やばいな、俺何やってるんだ?タキさんを助ける為?俺はそんなにお人好しじゃないぞ。
それでもジャイは引き返す事が出来なかった。

32 :◆xTwxP0zMME :2006/10/02(月) 01:50:16
玉城が大滝の行く手を先回りしたのを見た時、ジャイは二人が殺す気になっている事を確信した。
ジャイは躊躇した。ここで大滝を助けても、その大滝がその気になっているかもしれない。
大滝を助けて、その後、ふっとした隙を付かれて拳銃を奪われたら?奪われずとも、拳銃を跳ね飛ばされて、素手で戦う事になったら?
ジャイだって小柄な方ではないが、大柄な大滝相手に素手で戦うのは明らかに不利だ。
「危ない!」
ジャイは高橋の言葉を思い出した。ヅラットピットに襲撃された時だ。あの時、高橋さんはこんな思いで俺達に声をかけたのかな。
長浜は大滝に矢を放った。長浜から逃げようと走り出した大滝の膝の裏を玉城は蹴り上げ、仰向けに転倒したところへスタンガンを当てた。
ジャイに突き付けられた現実。今、大滝を救えるのは自分以外誰もいないという事。
そうだ、と、思った。ここからアジト迄、近くも無いけど、遠くも無い。キャン×キャンはその気になっている。もし見つかったら俺達を襲撃してくるだろう。だったら今の内に手を打っておかないと。
そして、もしその気になっていたらその時はタキさんも...
ジャイは自分に対してそう言い訳しながら、玉城の心臓を撃った。
そう、俺はタキさんを助ける為にこんな事をしているわけじゃない。俺はそんなお人好しじゃない。ジャイ自身、何故自分がこんなにムキになって自分に言い訳しているのか、よくわからなかった。
人はいつだって、理にかなった行動をするわけじゃない。
銃声と仰向けに倒れた血塗れの玉城。突然の出来事に、倒れている大滝に突き刺そうとした矢は、あ然としている長浜の手から滑り落ち、地面に突き刺さった。
長浜の首輪のセンサーはもう反応している。
ジャイは駆け出し、大滝が返り血を浴びない様に、前屈みになっている長浜の脇腹を無慈悲に蹴り上げた。
長浜の首輪が炸裂した。

33 :◆xTwxP0zMME :2006/10/02(月) 01:51:04
ジャイは用心深く大滝の傍にしゃがみ、こめかみに銃口を当てた。
「タキさん、起きないと撃つよ。」
反応は無い。本当に大滝が気絶している事と、傍に今泉が潜んでいない事を確認した。
呼吸はあるから、生きているんだろう。矢が掠めた右腕の傷も、たいした事無さそうだ。
こっそりナップザックの中を確認してみた。武器はやっぱり手に持った、ネックレスだけだ。
念の為に傷の手当てをしようかと思ったが、バーボンがどれ程傷口に沁みるか、よくわかっている。ここで眼を覚まされるのは嫌だ。こんな、死体の傍で。
でも自分達のアジトに連れて行くのも、大滝がゲームに乗ったか否か、わからない今、危険だ。
ジャイは大滝を担ぎ、ボーガンとスタンガンを持つと、茂みの中に入った。
そしてすぐに、洞窟を見付けた。用心深く見てみると、中には誰もいない。
ここなら、まあいいだろう。
ジャイはそっと大滝を降ろし、ナップザックとスタンガンとボーガンを置くと、自分のナップザックからバーボンを出し、大滝の傷口にかけた。
「痛で!」
大滝は焼け付く様な痛みを感じて、飛び起きた。

キャン×キャン死亡
【残り33組】

34 :◆xTwxP0zMME :2006/10/02(月) 01:51:54
洞窟での、ジャイと大滝のやり取りは、以前書いたので割愛させて頂く。
ジャイと別れた後すぐ、大滝は洞窟内で放送を聞いた。キャン×キャンの名も、そこにはあった。
やっぱり...
薄々わかっていたが、改めてキャン×キャンの死を知らされると、大滝は複雑な思いに駆られた。
どう考えてもキャン×キャンを殺したのはジャイだろう。そしてあの様子からすると、多分、キャン×キャンだけじゃなく、もう既に何人か殺しているだろう。
自分達を守る為に。
でも俺は殺さなかった。殺そうと思えば、いとも簡単に出来た筈なのに。
俺を助ける為?
確かに俺は助けてくれとも、キャン×キャンを殺してくれとも頼んだわけじゃないが...
ジャイがそこにいたのを知らなかったのだから当然なのだが。
でもそれ故、大滝も、首輪が連動している今泉も助かった。
大滝は、直接手を下したジャイより罪が重い様に感じた。
それから、安井順平の遺体を見た時の事を思い出した。
ヤス、あの時俺は、悲しかったけど...それ以上にほっとしたんだ。この先何があっても、少なくともお前とは戦わずに済むと。
タバコの火はもうフィルターを焦がす寸前だった。大滝は、それでもう一本、タバコに火を点けた。
もうこれ以上考えるのはよそう。頭が混乱するだけだ。まずは稔を見つけないと。
大滝はタバコを吸い終えると、酔っ払わない様に、あくまでも気付け程度に、ジャイから貰ったバーボンを一口飲んで、洞窟出て、歩き出した。

35 :◆xTwxP0zMME :2006/10/02(月) 01:53:31
今泉は思わず叫びそうになったが、すぐに口をきっと固く結んだ。
すぐにでも眼を逸らしたかったが、意思に反して、首輪の連動で死んだ長浜の遺体を見つめた。
テレビで見て知っていたが、実際に見ると、生々しかった。
「誰が、やったんだろう。」
そう呟いた。
もし裕ちゃんが死んで、俺がこうなったら仕方が無い。自業自得だ。でも、俺が死んだら、裕ちゃんはこうなるんだ...
裕ちゃんを探さないと。
今泉はキャン×キャンの遺体に背を向け又歩き始めた。
そう歩かない内に、洞窟を見付けた。
酒とタバコの臭いがするが、中には誰もいない。
今泉は一旦そこで休憩する事にした。
それにしても、と思った。
キャン×キャンを殺した奴が、ここで酒盛りでもしたんだろうか?この状況で?酔っ払ってわずかでも理性を失えばそれは命取りになる。
よっぽど自分の腕に自信のある奴なんだろうか。今泉は一瞬身震いしたが、返って、自分でも驚く程、冷静になった。
「人を殺した後の酒は、さぞ旨かろうよ。」
皮肉を込めて、そう、呟いた。酒飲みの今泉でも、こんな状況では流石に飲みたいとは思えなかった。

36 :◆xTwxP0zMME :2006/10/02(月) 01:54:21
が、タバコは吸いたかった。ライターは元から持っている。シケモクも転がっている。
でも、人を殺した奴、ゲームに乗った奴が吸ったかもしれない吸殻だと思うと、手を出す気にもなれなかった。
そして改めてひょうたん型爆弾とライターを手に持ち、さっきからずっと心の中でシミュレーションしてきた言葉を小声で言った。
「いいか、この爆弾に火を点けたら、俺も死ぬけどお前も死ぬよ!」
否、お前も死ぬぞ!の方が迫力あるか。
とにかくこれで、相手への威嚇にはなる。これで、殺されずにも済むし、自分も誰かを殺さずに済むだろう、多分。甘い考えかもしれないけど。
今泉は何度か、繰り返した。いざという時、理性を失ってあたふたしない為にも。
「先ずは裕ちゃんを見つけないと。」
それから、大滝と再会してからどうするのか考えてなかった事に気が付いた。
そもそも俺はこの殺し合いを止めに、日テレに乗り込んだ。裕ちゃんだってこのバトルロワイアルは嫌がっていたはずだ。
それが、このざまか。
溜息をついた。
嫌がっていたけど、もし、流れに飲み込まれて、ゲームに乗り、無邪気に人を殺していたら...。
テレビで見た、ヒロシを殺した後の、ジャイの無邪気な笑顔が頭を過ぎった。
もし、そうなっていたら...冷静な目で、ひょうたんを見つめ、また唇をきっと引き締めた。
「先ずは裕ちゃんを見つけないと。」
今泉は洞窟を出て、歩き始めた。

37 :◆xTwxP0zMME :2006/10/02(月) 02:08:33
長文スマソ。
まとめサイトの仮投稿スレとは、本当に微妙だけど、内容変えました。トリップも。
今後、続き書きます。
あと、まとめサイトの仮投稿スレでテツトモ死んでますが、生存人数の表記、どうしましょう。
とりあえず、テツトモが死ぬ以前の人数にしておきましたが。

38 :名無しさん:2006/10/02(月) 16:05:14
>>28-37
乙です!

それにしても、人がいないですね…もうひとつのバトロワに流れちゃってるのかな。

39 :名無しさん:2006/10/02(月) 19:00:53
age

40 :名無しさん:2006/10/03(火) 00:12:18
18KINとじゃいさんの続きが非常に気になってます
読めると、とっても幸せです

41 :名無しさん:2006/10/03(火) 20:36:42
>>28-37
乙です。

自分の方はもう少し待ってください。来週くらいまでには上げるつもりです。

42 :名無しさん:2006/10/05(木) 00:14:38
正直戻ってきてくれるとは思わなんだ

エンタverの雰囲気が好き
楽しみにしてるよ

43 :名無しさん:2006/10/06(金) 16:27:10
お笑いデットコースタースレ作っとけよ。

44 :モビラー:2006/10/07(土) 09:13:55
>>33←どうせならエントリーリストを書いとけよ!!

45 :名無しさん:2006/10/08(日) 16:19:56
乙です!
18KIN待ってたのですごく嬉しいです!

46 :名無しさん:2006/10/09(月) 13:55:00
保守age

47 :名無しさん:2006/10/11(水) 23:35:42
このまま廃れてなくなるのなんなので、帰ってこなそうな書き手の分は、誰か書いてくれないでしょうか。
この際、それまでの話なかったことにしてでも。

48 :名無しさん:2006/10/12(木) 14:53:58
age

49 :名無しさん:2006/10/12(木) 21:13:47
なかったことはもったいないと思う

50 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

51 :名無しさん:2006/10/12(木) 22:47:05
次長課長面白くないから早くコロって

52 :名無しさん:2006/10/14(土) 01:32:36
別に次課長自体は好きじゃないけど、このスレでの話は好きなので、帰ってきてほすぃ。

53 :名無しさん:2006/10/14(土) 18:02:15
自分も次課長の続きが気になる
優勝候補に上げられてるわけだし
書き手さん戻ってきてクレマチス

54 :名無しさん:2006/10/14(土) 21:38:41
age

55 :◆xTwxP0zMME :2006/10/15(日) 15:40:19
放送が流れた時、ジャイは一旦立ち止まって、小さく溜息を吐いた。
走り疲れて、息切れを起こして溜息を吐いたわけじゃなかった。
タキさん、何となくわかっただろうな、これで。
それから、地図を取り出して、広げた。ここからアジト迄最短で、出来れば通った事のないルートを見つける為に。
いつまでもそこにいるつもりではないが、出来れば周囲の事は知っておいた方が良い。
ルートを確認すると、ジャイはまた小走りで足を進めた。周囲に、細心の注意を払いながら。
「あ、危ねー。」
ジャイは慌てて足を止めた。後もう一歩、右足を踏み出していたら、気付かずに踏み躙っていただろう真っ赤なチューリップが、何故か一輪だけ、そこに咲いていた。
ジャイはついそのチューリップを手折り、花弁がこぼれない様に、小走りで足を進めた。
つい手折ったものの...
今このチューリップを手折るのと、踏み躙るのと、どっちが残酷?
今迄、殺さないで済んだ人達も居た。単に、威嚇するだけで済んだ人達も。威嚇して、武器を取り上げるだけで。でも、そうしたら、俺を恨むんで復讐を考えるかもしれないね。俺はそれが怖くて...
さっきタキさんにはああ言ったけど、もしズミさんの気が変わって俺達を襲撃してきたら、多分俺は引き金を引くだろうね、何の躊躇いもなく。タキさんには悪いけど。
もし高橋さんの気が変わったら...
ジャイははっとしたが、小さくかぶりを振って、それ以上考えるのを止めた。起こっていない事は、考えない方がいい。
「僕も沢山の罪を犯して、愛情あるものだけ抱き締める」
曲名も、ミュージシャンの名前も覚えていない。友人が持っていたCDだったのか、視聴コーナーで聞いたのか、そもそもその曲自体忘れていたのだけど、ふと、そのフレーズだけ思い出した。
続きは何だったっけ?
もし俺がピン芸人でこの状況に放り込まれたら、真っ先に死んでいただろうな。
緑色のアジトがぼんやりと見えてきた時、ジャイはりんごの樹を一本、見つけた。

56 :◆xTwxP0zMME :2006/10/15(日) 15:41:04
ふうん、りんごって、北国じゃなくても採れるんだ。
幾つかもいで帰ろうかと思ったが、一旦戻る方が先だと思い、止めた。一旦戻ってから、もぎにいけばいい。
毎食りんごと考えるうんざりだけど、一応食料の確保は出来た。
アジトに到着し、口にさっき手折ったチューリップをくわえて、ドアを開けた。
「たらひま(ただいま)」
スギとゆうぞうはまたか、という様な顔をして、遅かったじゃないかと口々に言った。
今野は醒めた目で、
「せっかく掃除したんだから、そのタオルで靴の裏拭いてから入って。」
と、足拭きマット代わりに、ドアの前に敷いてあるバスタオルを指差して言った。
「...普通、チューリップじゃなくて薔薇じゃない?」
高橋も醒めた目で、言った。
「そう都合よく薔薇何か咲いてねーよ。」
ジャイはつまらなそうな顔をして靴の裏を拭くと、冷蔵庫からバーボンを1本取り出し、これだけあるんだから1本位いいでしょ、という感じで中身を流しに捨てて、一度ゆすいでから水を入れ、その瓶にチューリップを挿すと、窓辺に飾った。
空を見上げる様に、チューリップの花がかしいだ。
「そうそう、俺、いい物見つけたんだ。」
「何?」
スギが聞いた。
「へへ、今から採って来るから、それ迄秘密。」
ジャイは何時もの笑顔で言った。
「また出かけるのかよー。これ、持っていけよ。」

57 :◆xTwxP0zMME :2006/10/15(日) 15:41:37
ゆうぞうが、小さく切ったタオルの束を渡した。
「何これ?」
「足跡代わりに、所々でこれ落としながら歩いて。何かあったら、これ頼りにジャイ探すから。」
「ヘンゼルとグレーテルみたい。多分5分もかからない内に戻るから、楽しみにしてて。」
「うん、期待しないで待ってる。」
と、高橋は言った。

ヘンゼルとグレーテルか。
森に捨てられた可哀想な子供達が見つけたお菓子の家。そこに住んでいるのは子供を食べる悪い魔女でした。だから可哀想な子供達は魔女を釜戸で焼き殺し、宝物を奪うと、それを持って何とか家に帰り、幸せに暮らしましたとさ。
めでたしめでたし、か。
自分でも随分皮肉な見方だな、と、ジャイは思った。
もう既にこの道を誰かが通ったらしい。りんごの芯が落ちていて、そこに蟻がたかっていた。
日常だったら汚らしく見えるものだが、ここに来て、初めて人間以外の生き物に会った様な気がした。
ああ、静かだなあ。

「カチッ」
静寂さ故に、左足の下からその微かな音が聞き取れた。
りんごの樹迄後少し。でも...
ジャイはここに来る迄、戦場に行った事なんて、当然無い。ニュースとか、そう言った知識でしか知らないけど、それでも、自分の左足が何を踏んだのは多分何なのか、わかった。
震えだしそうになるのじっと堪えて、身を硬くした。少しでも左足を上げたら、もうアウトだ。
「スギ、ゆうぞう、ごめん。」
りんごの芯を見ると、もう蟻は1匹もたかっていなかった。
はは、蟻の方が俺より賢いじゃん。
「Red blood, too many tears」
さっき思い出した歌、続きじゃないけど、このフレーズで終わるんだっけ。
「だるまさんがころんだ」
うつむいて、左足を見つめながら、そう呟いた。
ジャイ...渡辺隆浩の中で、時間が止まった。

58 :◆xTwxP0zMME :2006/10/15(日) 15:43:15
連投スマソ。

59 :名無しさん:2006/10/15(日) 23:03:30
乙です!
じゃいがピンチ!

60 :名無しさん:2006/10/16(月) 02:50:15
age

61 :名無しさん:2006/10/16(月) 06:26:18
じゃい死ぬのか!?
続きが気になる

62 :名無しさん:2006/10/16(月) 16:56:20
>>55-58
乙。インジョン死亡…?
蛙さんのじゃいは、本物に限りなく近い感じがするので応援したくなる。
読み手も書き手も前に比べて随分減ったけど、執筆頑張ってくれ。

63 :名無しさん:2006/10/17(火) 17:10:51
>>62に禿同
じゃいがどうなるのか気が気でならない

64 :名無しさん:2006/10/18(水) 21:17:18

すごいことになってる・・・

65 :名無しさん:2006/10/21(土) 17:40:10
保守age

66 :名無しさん:2006/10/22(日) 23:24:23
エンタの神様がツマラナイっていってる奴は笑いのセンスが古い老人
http://ex13.2ch.net/test/read.cgi/neet4vip/1161507258/

67 :名無しさん:2006/10/22(日) 23:57:06
>>41の書き手さんが誰なのか気になります。
せかさないけど、いつか戻ってきて欲しい。
それと回さんの文章が好きだったので、戻ってきて欲しい。

68 :名無しさん:2006/10/23(月) 10:27:14
エンタを見て笑える人は欽ちゃんや所さんでもわらえるツワモノ! これからの人生が楽しそうでナニヨリ

69 :名無しさん:2006/10/23(月) 16:52:37
>>68
スレタイと>>1読んだか?w
このスレある意味ゴミアンチだぞww

70 :名無しさん:2006/10/23(月) 20:13:17
>>67
ごめんなさい、リアル事情にかまけてました。
ドランク編書いてた音です。
宣言通りに上げられなくて本当に申し訳ない。努力します。

71 :名無しさん:2006/10/24(火) 01:17:06
>>70
いや、あの、本当にせかす気はないので。
ただ、書いているのが両棲類だけだと何だかなーと。
ドランク編、楽しみにしてまけど、
落ち着いたときに、ゆっくり書いて下され。

72 :名無しさん:2006/10/25(水) 17:33:02
エンタが終わった瞬間、お笑いブームが終わるだろうな

73 :名無しさん:2006/10/25(水) 19:30:59
えっ誤爆?

74 :名無しさん:2006/10/28(土) 21:09:11
保守

75 :名無しさん:2006/11/02(木) 03:57:27
保守

76 :名無しさん:2006/11/03(金) 23:32:37
一旦age

77 :名無しさん:2006/11/06(月) 22:43:37
それでもってまた一旦age

78 :名無しさん:2006/11/07(火) 00:38:42
ほっしゅ


79 :名無しさん:2006/11/07(火) 21:35:23
じゃ俺ageるな!
なんか楽しいな!

80 :名無しさん:2006/11/08(水) 23:54:22
おれ、なんか書いてみようかな・・・
まず、あげ

81 :名無しさん:2006/11/11(土) 22:22:03
中山功太

82 :morg:2006/11/13(月) 00:15:25
80です。書いてみます。

どーよの二人は焦っていた。
テルは怪我を負った。その上テルに支給された武器はフライパンである。
今まで何とか隠れていたもののキャン×キャンの二人に狙われてしまった。
「とりあえず、ここの茂みに隠れておこう」
「おい、誰かいるぞ!」テルが小声で言った。
Diceだった。マシンガンを持ってキョロキョロしている。
「どこかに殺せそうな奴はいないのか!みんな殺してやる!」
ケンキはつぶやいた。「狂気の沙汰だ・・・」
Diceが通り過ぎていく。
ほっとしたそのときだった・・・
放送がなった。「視聴率がものすごいことになってるぞ!その調子で殺しあえ!」
「じゃ、死亡者発表するぞ!」
「・・・、キャン×キャン、・・・」
「え?」「嘘だろ・・・」
「さっきまで生きてた人たちなのに・・・」
「・・・」


83 :morg:2006/11/13(月) 00:16:51
二人は黙り込んでいた。
やがてケンキが口を開いた。
「何でこんなことするのか良くわかんないよ・・・」
テルはうつむいたままだ
「Diceだってキャン×キャンの二人だって・・・
みんな、他のみんなもおかしくなったんだよ!
死んだり!殺したり!」
テルはまだうつむいている。
「同じサンミュージックのヒロシだって・・・死んじゃったんだぞ!」
その時、テルが話し出した。
「じゃあ、どうしろっていうんだよ!」
「こんな戦いやめにすればいいだろう!」
「できないんだよ!もう始まっちゃったんだ!
みんなの分も戦っていかなきゃなんねえんだよ!」
さらに、ケンキが叫んだ。
「でも、こんな戦い馬鹿げてるって思ってる奴いるだろう!?」
「でも、でもだ、Diceみたいな奴もいる。
本当にみんなどうなってるかなんてわかんねえんだよ!」
「テル・・・」


84 :morg:2006/11/13(月) 00:17:34
「しょうがないだろ!戦うしかないんだ!」
テルは叫んでいる。
「その武器で、その怪我で、どうやって?」
「何とかなるだろう。まずは動き出さなきゃ・・・」
こうしてどーよの二人は戦うことを決意した。
テルは怪我したところをかばいつつも歩き出した。しっかりと。

85 :morg:2006/11/13(月) 00:19:14
こんな感じでいいのかなぁ。
とりあえず無難なシナリオにした。
アナウンス部分は適当でスマソ

86 :名無しさん:2006/11/15(水) 17:40:05
あげ


87 :名無しさん:2006/11/19(日) 04:45:06
ほしゅあげ

88 :名無しさん:2006/11/22(水) 11:39:57
エンタ芸人だけじゃない本編ってもうないんですか?

89 :名無しさん:2006/11/24(金) 20:11:12
とりあえずあげてみよう 答えなんてはじめから
ふわりふわりと 答えは風に吹かれてる

90 :名無しさん:2006/11/25(土) 20:25:19
>>89
NO

91 :名無しさん:2006/11/28(火) 21:15:54
本編のスレ落ちたまんまだなあ。誰か新スレ立てないのかな?

92 :名無しさん:2006/11/30(木) 21:56:20
保守。

93 :名無しさん:2006/12/03(日) 22:45:57
>>91
難民板行けばあるよ。

94 :◆xTwxP0zMME :2006/12/04(月) 03:33:11
>>55-57の続き
話は、今野達が掃除を始めて、ジャイが出て行った所迄遡る。
いざと言う時の待機要員、とは言われたものの、実際今がそのいざって時ではないので、する事もなくぼんやり座っているスギの隣で、あからさまに邪魔者扱いされた高橋がうとうとしていた。
「壁に食込んだ弾丸、抜く?」
「壁に穴が開いて、隙間風が入るといけないから、そのままでいいんじゃない?」
さっきの高橋の言葉ではないが、なーんか呑気だなあと思いながら、今野とゆうぞうのやり取りを聞いていた。
それから、今のジャイの心境を一番よく分かっているのは、自分でもゆうぞうでもなく、隣でうとうとしている男なんじゃないかと。
長年、一緒にやってきた俺達じゃなく。
どうして?何時から?
俺にわかるのは、ジャイが...自分が死にたくないってのもあるんだろうけど...俺達の為に戦ってくれている事くらいだ。多分あいつはあいつなりに、苦悩しているんだろうけど...俺達には何時もの笑顔しか見せないから。
「そう言えばさ、昔、一緒にトークライブやった事あったよね、友達になろうってテーマで。」
ゆうぞうが、窓ガラスを拭きながら言った。
「そんな事...あー、あった。」
今野は床を拭きながら言った。
「あの時は確か他にハレルヤと18KINがいたよね。今ここにはいないけど。」
ハレルヤはいないが、18KINは割とこの近くにいる事を、今このアジトにいる者が知っている筈も無い。
「これって、友達になったのかな。」
「ゆうぞうさん、それって、キモイ。」
「そーだよねぇ。」
友達、か。確かに女子高生でもあるまいし、いい大人の男が口に出すのは気持ち悪いよな、とスギは思った。
でも状況が状況だ。何があってもおかしくない。例えば裏切りとか。

95 :◆xTwxP0zMME :2006/12/04(月) 03:33:54
友達と、敢えて気恥ずかしい言葉を言う事で、確認をしたかったのかもしれない。意識的にか無意識かわからないけど。「友達」と言う事で、お互いに裏切ったりしないと。

掃除も終わり、部屋もすっかり綺麗になったがジャイはまだ帰ってこない。
「遅いなージャイの奴。」
そう言いながら、ゆうぞうは出刃包丁で一枚のタオルを切り刻み始めた。
「何してるの?」
と、スギが聞いた。
「ほら、又ジャイが一人で偵察とか言い出した時にさ、これを落としながら歩けば何か遭った時に、目印になるじゃない。」
「そっか。でもジャイに単独行動取らせるの、辞めさせた方がいいよな。」
「否、それは無理だよ。俺達の誰よりも、あいつには、一人になれる時間が必要だ。」
確かに、ジャイは元々、社交性が全く無い訳ではないが、人と群れるのはどちらかと言えば好まない方だ。俺が一番付き合いが長いのに、俺が一番わかっていなかったのかなぁ。
と、スギが思った頃、ジャイが帰ってきた。
高橋も、目を覚ました。
ジャイはチューリップを窓辺に飾ると、五分くらいで戻ると言って、ゆうぞうから細切れのタオルと受け取ると、又出て行った。
「慌しい奴だな。」
と、スギが言った。

が、五分どころか十分経ってもジャイは帰ってこない。
「なあ、ゆうぞう、ジャイ探しに行くか?」
「うん。」

96 :◆xTwxP0zMME :2006/12/04(月) 03:34:26
「俺も行きます。」
高橋が、そう言った。今野も、そのつもりだった。
「...否、何か遭った場合、二人を巻き添えにするわけにもいかないし。ここで待機してて。だけどヤバそうな気配があったら、俺達の事を考えないで即効でここから逃げて。」
そう言うスギに今野は、でも、と言いかけたが、それから先を言わせないかの様に、
「多分大丈夫。俺達の事は俺達で対処出来る。それにさ、何か遭ったとして、ここで離れ離れになっても、又合流出来るさ、絶対。」
スギの言葉に、高橋と今野もそうだが、ゆうぞうも何も言えずにいた。
「じゃ、ゆうぞう、行くよ。」
高橋は何かに弾かれたかの様に言い出した。
「俺、ジャイさんと話したんだけど、このゲームを潰そうって。この子(今野)も同じ気持ちでいるし。」
「パーケン、俺には口止めしておいて、相談無しでそんな話してたのかよ!」
「今そんな話じゃないから。だから、絶対、生きて帰ってきて下さい。」
「当たり前じゃな〜い。」
ゆうぞうは何時ものコントの時の様に言った。

切り刻まれたタオルの後を追っていると、確かに、五分もしない内に、ジャイを見つけた。
俯いて、左足を見つめながら微動だにしまいと身を硬くし、全ての感情を失ったかの様な表情のジャイ。
ゲーム開始直後のジャイの姿が、二人の脳裏を過ぎった。
ショックのあまり、外界に全く反応が出来なくなってしまったかの様なジャイ。
何か遭って、あの時の状態に戻った?
「...なあ、ジャイ。」

97 :◆xTwxP0zMME :2006/12/04(月) 03:34:59
スギはそう声をかけながらジャイの肩を叩こうとした。
聞きなれた声。ジャイははっとした。
「俺に触んなー!」
今迄押さえ込んでいた感情が全て爆発した様な、叫び声だった。
肩を叩こうとした手、その手は宙に浮いたまま、スギは凍りついた様に動けなくなった。
それはゆうぞうも同じだった。二人共、こんなに感情をあらわにして、声を荒げるジャイを見た事がなかった。
ただ、ジャイは、自分で自分の叫び声を聞いて、理性を取り戻した。それから、ゆっくりと、言った。
「ごめん...俺、多分、地雷踏んで...だからここから動けないんだ...」
どうしてもスギとゆうぞうの顔を見れなくて、俯いたまま、自分の左足を見つめながら。

98 :名無しさん:2006/12/06(水) 16:34:04
もう投下ないのかなとあきらめかけてた所にぃ!

禿しく乙です!
執筆頑張って下さい!

99 :名無しさん:2006/12/06(水) 19:01:08


100 :名無しさん:2006/12/08(金) 15:31:47


101 :morg:2006/12/08(金) 20:16:47
ありがたいです。乙

102 :名無しさん:2006/12/09(土) 21:03:33


103 :テレビ:2006/12/10(日) 23:38:51
ハローバイバイはもう書かれていますか?
なければ書かせてもらいたいのですがどうでしょうか。

104 :名無しさん:2006/12/11(月) 01:18:25
>>103
ハロバイは予約が入ってますけど、
戻ってくるって書き込んでた音さんが使用中&予約済(ドラドラ、チャブ、南野やじ、ガリットチュウ、ななめ45°、ハローケイスケ)と、
投下中の蛙さんが使用中&予約済(インジョン、キンコメ、18KIN、どーよ)と、
死亡者以外なら書いてもおkでいいと思います。
音さんと蛙さんの使用中&予約済で漏れと間違いがあったらスマソ。

お願いチャソでスマソだけど、誰か新たにまとめサイト作ってくれませんか。
俺が作りたいんだけど、パソが古すぎて、ホームページビルダーもDWも使えないし、
タグ打ちだけでまとめサイト作るの、つらすぎるんで。

105 :テレビ:2006/12/11(月) 01:50:56
>104
ありがとうございます。
ではハイキングウォーキングとピースを書かせてもらいます。

106 :名無しさん:2006/12/12(火) 21:06:28
このスレに平和が戻ってきたか

107 :名無しさん:2006/12/16(土) 00:44:47
平和は戻ってきたけど、
書き手は戻ってこないね。

108 :morg:2006/12/17(日) 00:45:21
どーよは予約だったんですね・・・すいません。


109 :名無しさん:2006/12/20(水) 22:42:43
なんとなく保守

110 :名無しさん:2006/12/23(土) 22:21:12
保守

111 :◆.daECyU2ao :2006/12/24(日) 08:55:45
なんか久々に書いてみようと思い立ったので、記憶を掘り起こして
続きを投下。一気に書いたから妙なところは目を瞑って頂きたい。

112 :◆.daECyU2ao :2006/12/24(日) 08:56:58
「はよ逃げよう!大丈夫や、俺がついてんで!」
「陣内さんが急に腕掴むから、腰がっ…抜けて…」
地面の上にへたり込んだ友近は震える声で、途切れ途切れにそう言った。
そして、大きな瞳で陣内を見た。
自分が動けないことを知って、見捨てられることが怖かった。
だが彼の手は友近の腕をしっかりと掴んだままだった。
「……」
う〜む、といった何とも取れない顔つきの陣内を友近はただ見詰めるしか無かった。
一体この人は何を考えているのか、それだけは普段から皆目見当も付かないのだった。
「…よし、まあ友近くらいなら俺やって…」
何か彼の中で結論が出たようだ。
友近に背中を向け、中腰の体勢になる。どうやら「おぶされ」と言いたいようだ。
「逃げないんですか…?」
友近は恐る恐る尋ねた。もしかしたら「あ、それもそうやな」なんて言って、さっさと逃げてしまわないこともない。
「もしかして、怖くないんですか」
「怖いわ!もうめっちゃ怖いわ!アホかお前ぇ!」
振り返らず、そのままの体勢で陣内は叫んだ。
「何したらいいかとかそんなん知るか!助けてーゆうたんお前やないか!」
「…はあ、言いました。…けど」
「やから来てやったんやないかい!はよ乗れ!一緒に逃げよう!」
友近は力を振り絞って陣内の肩に腕を回した。不思議と警戒心は感じなかった。


113 :◆.daECyU2ao :2006/12/24(日) 08:58:15
それは普段からの彼の人格からなのか、別の何かなのかは分からないが、友近は陣内を信用していた。
陣内は友近をゆっくりと持ち上げた。
多少のふらつきと、亀よりも遅いのでは無いかというその歩みの遅さに、嬉しさの反面、「ダイエットしよう」という決意を固く心に誓ったのだった。




「あんなとこで油売ってていいのかな?撃っちゃおうかなー」
草陰からその様子を阿部はじっと見ていた。急に聞こえた陣内の声に彼も驚いたのか、暫く“追いかけて殺す”ということを忘れていたようだ。
だが2人に新たな動きが見られた途端、阿部の思考も当初の目的を思い出した。
「それで逃げれるつもりか、馬っ鹿だねー」
くすくすと肩を揺らして笑いながら、銃口の焦点を2人の背中に合わせる。
「あー、笑いがとまんない。……仲良くさよーなら」
ガチャ
細いとも言えない、短くて関節の太い子どものような指が引き金に掛けられた。



114 :◆.daECyU2ao :2006/12/24(日) 08:59:56


「はーいはいはい。うん、ちょっとタンマ」

銃が放たれることは無かった。阿部の能の中は一瞬にしてその声の主に切り替えられた。
ゆっくり振り向くと、そこにいたのはやはり“彼”だった。


「吉田ぁ。おまえ何処にいたんだよ。…俺探したぜ?結構」
「あっそ。余計なお世話」
「……で、今更何しに?」
「聞かなくても分かんじゃん」
いつもの淡々とした会話の中に芽生える殺意。

「“お前を殺しに来た”。これでいい?」
―――コンビ同士でこんな事してるのって、もしかしてうちらだけなんじゃん?
ピストルを阿部に向けた。素人でも当たるか当たらないか、際どい距離だ。だが吉田には確信にも似た何かがあった。
絶対に当てるという確信が。
阿部はと言うと、大声で笑うわけでもなく、取り乱して怒り出すわけでもなく、どこか恍惚とした表情をしていた。
そして銃を吉田に向け、言った。

「待ってたよ、吉田」

2人はお互いに銃を向け合ったまま対峙した。


115 :◆.daECyU2ao :2006/12/24(日) 09:01:42
ここまで。すごい久しぶりに2ちゃんに来た。
また会う日まで。


116 :名無しさん:2006/12/24(日) 11:05:13
禿げしく乙。
回さんの文章というか、文体が(内容もだけど)好きなので、帰ってきてくれて、すごく嬉しいです。
いつになってもいいので、また続き投下してください。

117 :名無しさん:2006/12/24(日) 20:18:31
何となくage

118 :名無しさん:2006/12/26(火) 21:13:25
hosyu

119 :テレビ:2006/12/28(木) 00:23:17
「タバコやめてくださいよ」

本当に殺し合いが行われていることを知っているのだろうか
ハイキングウォーキングの2人は廃墟になった小さな民家にいた

「煙で誰か来たらどうするんですか」
「いくらぼろくたってタバコの煙は漏れませんよ。ちょっとぐらい大丈夫ですってば」
「とにかく、消してください」

冷たい松田の視線と言葉に、鈴木はしぶしぶタバコを床に押し付けた

鈴木のリュックに入っていたのはタバコ一箱
いっぽう松田には100円ライターがひとつ
これでは戦えないとふたりで愚痴っていたところだった

120 :テレビ:2006/12/28(木) 00:24:28
「僕ら死んじゃうんですかねぇ」
「縁起でもないこと言わないでくださいよ」
「実際いろんな人が死んでます」
「だからやめて下さいって」
「僕らは武器もないです」
「・・・・死ななきゃ、いいんでしょ」

吐き捨てるように言って松田は台所へ向かう

「とりあえず武器になるようなもの探しましょう」

がたん、

「松田さん今壊したでしょう」
「平気ですよこんな廃墟」
「僕らがいたっていう形跡残したらまずいんじゃないですか」
「だから大丈夫なんですよ。廃墟なんですから。おっ」
「なにかありましたか?」
「包丁」

薄暗い部屋で鈍く光る包丁
少し錆びたそれは、手に持つにはちょうどいい長さだった


121 :テレビ:2006/12/28(木) 00:25:39
「これで人殺せますかね」
「松田さんはやる気なんですか」
「ええ」

くるくる包丁を回す松田の表情はいつもと変わらない
しかしその瞳は濁っているようにも見える



「鈴木さんは、どうなんですか」


逆光

振り返った松田の表情が伺えない
声だけは、いつもとおなじ

鈴木はごくん、と静かに唾を飲んだ

「松田さんがやる気なら」
「そう言ってくれると思ってましたよ」



(きっと俺はこの人に逆らえない)


たぶん笑っているだろう松田に鈴木は笑ってみせた

122 :テレビ:2006/12/28(木) 00:29:11
以上ハイキングのはじまりでした
ハイキングとピースを予約しておきながら全く現れておりませんでした。ゴメソ(´・ω・`)
普段ハイキングは苗字で呼び合ってるので松田と鈴木でいかせてもらいました

123 :名無しさん:2006/12/28(木) 10:19:04
ピースってエンタ出たことあるの?

124 :名無しさん:2006/12/28(木) 14:33:59
>>122
ピースは参加者名簿に載ってないと思うんだが

125 :名無しさん:2006/12/29(金) 03:55:33
>>122
ハイウォーも載ってないね

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