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もし芸人に不思議な力があったら2

114 : ◆8Y4t9xw7Nw :05/02/27 03:38:24
――――長井秀和。
青木さやかと、もっとも親交が深いピン芸人。
かなり古くからの付き合いがあり、もはや性別を超えた親友と言っても過言ではない関係――――ついでに、男と女であるが故に色々と誤解される間柄――――だ。
そして、つい先日に起きた出来事に、彼と波田は深く関わっている。
「この間の収録前、あいつ石のせいで暴走したんでしょ?」
「・・・・・・えぇ、まぁ」
芸人達の間にばら撒かれている、尋常ではない力を秘めた石。
拾ったらしい石と拒絶反応を起こした長井は、「劇団ひとり」こと川島省吾の楽屋に乱入し大暴れしたのだ。
「やっぱりね。昨日スタッフが話してるのを偶然聞いたのよ。
『そういえば、劇団ひとりさんの楽屋の壁の穴、長井さんが開けたってホントですか?』
って・・・・・・で、ピンと来たワケ。それに、その日の出演者調べてみたら石の暴走止められそうなのは波田君しか居なかったから」
話を聞きながら、波田は青木に聞こえないように小さく溜息をついた。全く、彼女の勘の良さと行動力には敵わない。
川島の能力の欠点は、「追求する意欲を喪失させる」事は出来ても「相手の疑問を消して納得させる」事は出来ないという点だった。何があったか聞く気は失せても、壁に開いた穴に対する疑問は消えなかったのだろう。
「・・・・・で、俺にどうしろと?」
「あいつの石に対する順応性の高さ、波田君なら分かるわよね? どんな石の能力でもある程度扱えるみたいだけど、合わない石を無理に使って暴走起こしたら普通の人間には手が付けられないわ。波田君だって、また巻き込まれるのは嫌でしょ?」
「まぁ、確かに」
「だから、もし手に入れた石の中に完全に合うヤツを見つけられたら真っ先に渡してやって欲しいのよ。自分に合う石を手に入れれば他の石に振り回される事も無いだろうから。それでなくても最近妙なヤツらがウロチョロしてるし、何かあってからじゃ遅いし、ね?」
黒いユニットを『妙なヤツら』の一言で片付けてしまう所が青木らしいが、その表情には長年の親友への心配が色濃く現れている。
「分かりました、努力はしてみますよ」
波田がそう口にしたちょうどその時、ウェイトレスが注文したコーヒーを運んできた。



中途半端ですが、今日はここまでで。
次回(後編?)はちょっとしたバトルに突入する予定です。では。

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